マックス木下さん① ベイマックスはスタートアップの映画
こんちはドイーゴです。
今回はブログを書くきっかけにもなったマックス木下さんの映画についての記事1本目です。
木下さんはベンチャーキャピタルSkyland Benturesの代表パートナーで、Skyland Bentures 及び同じくベンチャーキャピタルのEast Ventures のオフィスとなっているHiveShibuya(ハイブ渋谷)でのスタートアップ関連のイベント、スタートアップする人への場所提供、優秀な学生や起業家に会いまくってTwitter発信などなど何かとアクティブで有名な方です。
そんな木下さんにお聞きした珠玉の3本、栄えある1本目はズバリ!
ベイマックス('14 ディズニー) であります!
出典 http://www.excite.co.jp/News/reviewmov/20141226/E1419529043133.html
まずは簡単な作品紹介から。
あらすじ:天才ロボットクリエイターのヒロは13歳で高校を卒業後、大学に興味を示さず違法なロボットファイトに明け暮れていた。しかし兄のタダシの大学の研究ラボでタダシの発明であるベイマックスや、ロボット工学の権威のキャラハン教授に出会ったことで大学入学を決意。入学には独創的なロボットの発表が必要だがこれをマイクロボットたるトンデモ発明で難なくクリア。ハッピーな雰囲気に包まれるが、案の定事件が起こる。火災によりタダシ、キャラハン教授、マイクロボットの全てが犠牲となったのだ。何もかも失ったヒロに唯一残されたのはケアロボットのベイマックス。心の傷は治せないと言い、相手にしないヒロだったが、ベイマックスの単独プレイがきっかけとなり失われたはずのマイクロボットが何者か(見るからに悪者なのだ!)に盗まれていたことに気づく。
火災の黒幕の存在を知り復讐に燃えるヒロ。本来ケアロボットであるベイマックスに魔改造を加え、個性的なラボの仲間と協力してヒーローチームを結成し、黒幕を追い込むが、闇堕ちしたヒロの暴走は止まらない…。
しかしここでヒロを救ったのもやはりベイマックスだった。”人を癒し、人のためになってほしい。” 亡き兄タダシの想いにふれ、正気を取り戻したヒロ。いよいよヤバい黒幕の破壊活動に対抗し、真のヒーローとして、ざっくり言うと勝つ。
受賞: 第87回アカデミー賞 アニメーション映画賞
さて、木下さんにこの映画について聞いてみたところ真っ先に帰ってきた答えがこれでした。
「これはスタートアップの映画。」そしてこう続けます。
「ロボットを作る、しかも若者が。」「初めはヘルスケアを目的としていたのに途中から戦闘ロボットに。見事なピボットだ。」
もはや「ベイマックスが愛らしい」などの言葉はない。木下さんにとってベイマックスはただのプロダクトなのです。「友情がアツい」とも言わない。いいエンジニアが良い製品を造る、そういう映画なのです。
しかし実際に映画を見返してみて、まったくその通りだと思わされました。作品全体を通して行われる創造的な製品開発、心躍るギミック、人の役に立つロボットの開発を夢みる少年の努力。まさにスタートアップではありませんか。本作についてアメリカ人に聞けばヒーローもの、日本人に聞けば癒し系と答えるでしょう。しかし僕は木下さんの言う”スタートアップ”というテーマにこそ本作の知性やワクワクといった魅力が最大限に詰まっていると思うのです。
ちなみに装備ガチガチ状態のデザイン等にはエヴァンゲリオンのデザインも手がけているコヤマシゲトさんが携わっておられ、また舞台となる街も東京をモチーフにし、日本的要素を多く取り入れた世界観となっています。
出典 http://machine.hatenablog.jp/entry/baymax
ところで、「いやいやマックス木下でベイマックスてwwいやいやww」と思った方、その通りなのです。マックス木下さんのマックスはベイマックスからとられており、それほど大切な映画というわけです。もしベイマックスじゃなくてベイヘルスとかだったらヘルス木下さんになってたんでしょうか。致命的な気がしますね。
ちなみに思い入れが強すぎるため、ベイマックスについて本気で語りだすと朝までかかるとのことですので、ブログとしても今回はこのへんで撤退させていただきます。
次回は木下さんの映画、2本目です。
ではまた!!